遅ればせながら視聴。
韓国の軍事物で出て来る「忠、誠(ビシッ)」が出て来るとちょっと笑けてしまうw
まず脚本が素晴らしい!まあシチュエーションがそうさせるんだけど、物語の推進力が半端ない!序盤40分は歴史的背景と登場人物の紹介で、韓国の歴史を知らなくても内容が分かるようになっている。
そしてクーデターが起こってからがあっという間です。主人公は二人いて、ひとりはクーデターの首謀者「チョン・ドゥグァン」。もうひとりは対抗する首都警備司令官の「イ・テシン」。二人とも歴史上の人物ではあるけど、仮名にしている。
チョン・ドゥグァン側からすると、はっきりと共感出来ない人物造形で、私の基準として「レッドロケット」の「あいつ」を上回るゲス野郎っぷり。かたやイ・テシンは権力欲の無いイケメンで信念のある人物と言う共感出来る人物造形で対照的に描かれている。
クーデターが発生し、両者とも追い詰められる。チョン・ドゥグァンは「クーデターが失敗に終わるかもしれない」という思い込みがあり、イ・テシン側は「クーデターを防げる、防ぐために奮闘する」という対比。そして思惑を外す為に反転攻勢をするも…といった展開。
私は韓国の歴史を知らないので、事前に知識を入れずに視聴したのですが、まさかあんな惨たらしい結末になるとは…
でも、というかこれが世界のむき出しの姿なんですよね。だからこそ国家がまともに機能しないとこうなるんだぞという教訓劇でもある。
私は吹替えで視聴したのですが、チョン・ドゥグァンの声を担当する高木渉さんのゲスな声色(褒め言葉)が絶品!チョンがエネルギッシュなのは、ルールを守らないから。社会の決まり事を守ると人はパワーを失うけれど、それはひっくり返ればああいう風になるのだと。