ちりあくたのつぶやき

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映画「PERFECT DAYS」

 ヴィム・ヴェンダース作品はお初。

youtu.be

 

 一人の男の繰り返される日常を淡々と綴る。男(役所広司演じる「平山」)はトイレ掃除を生業とする、いわゆる「ワーキングプア」。彼はあまりテクノロジーに頼らず、音楽はカセットテープで聴き、自然をアナログのカメラで撮影する。

 

 「男が淡々とした日常を送る」点を抜き出すと、ジム・ジャームッシュの「パターソン」を連想する方もいるでしょうね。カセットテープは彼の「生きて来た記憶」、アナログカメラで写真を撮るという行為は「生きて来た記録」、何度も映し出される東京スカイツリーは「神の視点」、陽光や木々のざわめきは「自然からの贈与」なのは分かる。

 

 でもね、この映画はっきり言って非常に不快だ。「なんちゃってワーキングプア描写」がすごく鼻につく。以下、どれだけ作中の貧乏描写がなってないかを列挙する。

 ・今の日本で自動販売機でコーヒーを飲むのが、いかに贅沢な行為であるのかがわかってない。

 ・コンビニのサンドイッチでお昼取ったりしません。コスパ最悪ですよあれは!

 ・コンロがカセットガスじゃない!

 ・銭湯一回いくらすると思ってんの?公開当時でも500円近いよ!

 ・コインランドリーで洗濯も駄目!中古の洗濯機買って節約するよ普通!

 ・酒場で酒を飲まないよ!ていうか飲めないよ!高いんだから!

 ・買い物袋持って無いのこの人?

 ・たとえ1冊100円でも、本は図書館で借りて読むよ!

 特に私がイラッとしたのは、開始5分の自販機のシーン。あれで私はこの映画を嫌いになることを決めましたね。

 

 スタッフを見たら、共同脚本に電通が絡んでいて、これが非常に嫌さを増している。

 

 そして、この映画を仮に日本人が監督したらどうなっていたと思います?

 

 たぶん炎上するでしょう。「貧乏なめてんじゃねーぞ」って。

 

 「金持ちが上から目線で偉そうに作った感」が出ていて非常に不快。スノッブさすら感じる。公開当時そこらへんにツッコミがあったのはすごく健全だと思う。不快だもんこの作品。