ふふふ、「雨が降っている+あさイチ」という上映時間を狙いすまして見に行ったので、お客さん1割にも満たなかったぜ!まあこの作品の興行的にはよろしくないのでしょうけど…

実写に寄せていないぬいぐるみ…
ファミリー向けの作品なので、私の様なむさくるしいおっさんが見に行くのは、はたから見ると違和感ありまくりなんでしょうね。世の中があまりにも殺伐としているので、一服の清涼剤を欲していたこともあり見ました。
内容としては、行方不明になったルーシーおばさんを探しに、故郷のペルーにブラウン一家と戻り、そこで冒険をすることになるのがメインプロット。そこに、冒険家の血筋という呪いにかかっている「ハンター・キャボット(アントニオ・バンデラス)」の葛藤、ブラウン一家の家族の絆、そして隠し玉的に「なめてたシスターが実は…」的な展開も盛り込まれ、楽しませてくれます。
この作品世界は、どうやら人語を話すクマがいるのがデフォルトみたいな世界線で、そこを突っ込んだら敗けみたいな感じ。だって「老グマホーム(?)」なんてのがあったりするので。
ハンター・キャボットのサブプロットは、結構深掘りしていて、彼が本作のヴィランなのかなと思わせるある種のブラフとして機能していたりして、子供向けながらここら辺は上手い話しの作りです。
終盤、タイトルにある黄金郷は見つかります。でも、それはクマにとっての黄金郷で、まあここは見てのお楽しみです。パディントンの出生の秘密にも絡んで来ていて、彼はそこに残ってもいいのに残らない。なぜパディントンがその選択をしたのか、それは映画を第1作から今まで見て来た観客であれば納得するんですよね。
第1作公開(本国イギリスでは2014年)から10年以上経過しているので、そこから彼と共に歳月を重ねて来た観客であれば、パディントンの選択は当然と言ってもいい。
実写化としてはここでいったん終了だと思います。すごく綺麗に着地していますし、ここから続編というのは考えにくい。大人の方が最後ウルッと来るのでは無いかと思う、最後まで良作でしたね。日本の子供たちは、コナンなんか見ずにもっとこういう作品に触れた方が心が豊かになると思いますけどね正直。