Netflix ドラマ「特別捜査班Q」

 私は基本的に連続物のドラマを見ないんですよねー、1話あたり長かったりするし。でも、障害者手帳を更新するために平日有給休暇を取得し、結果として4連休になったからか思わず本作を完走しちゃいましたね。

youtu.be

 筋立てとしては、主人公カール(マシュー・グード)と相棒のジェームズ・ハーディ(ジェイミー・シブス)が、殺人事件の現場で突如何者かに銃撃されカールは負傷してその後PTSDを発症、ジェームズは半身不随の重傷を負う。

 

 その話と並行して冷酷で野心的な検察官メリット・リンガード(クロエ・ピリー)が裁判で敗訴し、実の弟と揉めたのち何者かに拉致されるという話が絡む。

 

 1シーズン全9エピソードを使ってこの、「4年前の未解決事件(メリットは4年間も行方不明!)」を追っていくというのが概要。

 

 おそらくだけど、主人公はカールとメリットの2人だと思います。カールの方は物語当初、その能力と同等かそれ以上の傲慢さを併せ持った、共感出来ないキャラクター造形だけど、物語の進行とともに彼のプロフィールが明かされ、血の繋がってない息子との交流や半身不随の相棒ジェームズとのやりとり、シリア人の元警官アクラム(アレクセイ・マンベロフ)と新しいバディとして関係性を築く過程を見るうちに憎めない奴だと分かっていく。

 

 対する(?)メリットの方だけれど、拉致された当初気の毒だし助かって欲しいとも思うのだけれど、やはりエピソードの進行とともに彼女のプロフィールが明かされ、ちょっとこの人どうなの見たいなキャラクターであることが明かされる。まあそれでも気の毒な境遇にはありますが、密室に閉じ込められたこともあり彼女は己の罪と向き合うことになる。

 

 このドラマで私的に好きなキャラクターは、シリア人のアクラムです。基本すごく礼儀正しい好人物なのだけれど、ひとたび暴力沙汰になると無類の強さを発揮するんですよね。彼、亡命を余儀なくされた以外はまったく謎に包まれているけど、過去は相当ヤバいんじゃないかなと思ってます。しかもドラマの終盤、かなり決定的な行動をするのはアクラムなんですよね。普通主役がその美味しいところを持っていくものなのに。アンチヒーローってことかな?

 

 もちろん最後には事件は解決され、メリットも助かるんだけど、爽快とは言えないモヤっとする味わいでした。メリットは心も体もボロボロですからね…

 

 最後まで結局カールとジェームズを撃った犯人はついに見つからずじまいでドラマは終わってしまいます。はやくもシーズン2が決定してるので、まさかと思いますがシーズン1の途中で継続が決定したから、それまでお預け的に引き延ばしたのでしょうか?