ちりあくたのつぶやき

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映画「M3GAN/ミーガン2.0」 感想【ネタバレあり!】Amazon Prime配信で見た本音レビュー

 アメリカ本国では興行の面でコケてしまったため、日本では配信スルーの憂き目に遭った本作。その原因を確かめる為に視聴しました。映画の続編にありがちな「ボリュームをアップしよう!」感が満載だったりしましたね。上映時間も前作の102分から122分に増量し、大変わかりやすいかなと思ったり。

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M3GAN/ミーガン 2.0

M3GAN/ミーガン 2.0

  • アリソン・ウィリアムズ
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 冒頭、軍事目的に製造されたAMELIA、というミーガンにクリソツな自立人型兵器が任務を遂行する。AMELIAというのは、「Autonomous Military Engagement Logistics and Infiltration Android(自律型軍事交戦兵站・潜入アンドロイド)」の略称。

 

 だが、アメリアは軍の司令を無視して勝手に行動し始める。

 

 場面が変わって前作でミーガンにヒドイ目に遭わされたジェマ(アリソン・ウィリアムズ)は、AIの危険性に目覚め啓発活動を行っている。

 

 と、そこに冒頭のアメリアの暴走に関して軍がジェマが原因なのでは無いかと疑いをかけられる。ここらへんで前作で倒したはずのミーガンが実は無事だった(!)みたいな「死亡確認(王大人)」みたいにあっさりとミーガンが出現。私にボディを与えて蘇らせればアメリアをなんとかしてみせるとある種取引を持ち掛けられる。

 

 前作で4人と犬一匹を殺している彼女(?)に体を与えたくないジェマ達だったが、結局アメリアに対抗する為に身長を高くして欲しいというリクエスト込みでミーガンを復活させる。というかそうしないと続編の意味が無いと言わんばかりに…

 

 アメリアの暴走を阻止しようとして追跡劇があるんだけど、その途中であの「ナイトライダー」オマージュみたいなシーンを出して来るんだけどハッキリ言って辞めてほしい。あの気高い騎士に対する侮辱でしかない。K.I.T.T.とミーガンを比較するんじゃない!失礼だろ!

 

 で、最終決戦場までなんやかやあってミーガンたちは乗り込み、意外と言えば意外?というのか微妙な黒幕出現。アメリアはただの操り人形で、実は人間が制御してましたみたいな冷める展開。途中までアメリアとミーガンは鏡像関係っぽく描写されていたのに。

 

 Netflixのアンソロジー「ブラックミラー」にも出て来たような遠隔操作デバイスや、身体能力の補助として機能するスーツとか、ベタなガジェットとか出て来てここでもなんやかやあって黒幕を追い詰め、最後はいったん取り付けた暴力抑制装置を取り外されて殺しが出来るようになったミーガンが始末をつける。露骨なまでに年齢制限を考慮に入れたマイルドな暴力描写がむずがゆい。

 

 最後にミーガンがまったくらしくない自己犠牲心を発揮して事態を収拾して一件落着。これで流石にミーガンは完全に破壊されただろうと思っていたら、実はバックアップ取っていましたという非常にダメなオチ(それって取替可能な存在ってことだよ?)。

 

 本国でコケた原因はわかりましたね。まずミーガンを無理くり善玉に変更したこと。その変更に説得力がまったくないこと。それとホラー映画では無くなっていること。AmazonPrimeVideoのカテゴリーにも、ホラーとは表示されていませんからね。

 

 そして、現実のAIの脅威がまったく描けていないこと。もちろんこんなB級映画にそんなもの観客は求めていないから当たり前っちゃ当たり前ですね。それと、前作にあったキャンプな表現(不自然で、誇張)が特撮技術の変化なのか減少していると感じました。

 

 以下、ロッテントマトの初代「ミーガン」と「ミーガン2.0」のスコア

www.rottentomatoes.com

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 前作には、「保護者のケアを機械任せにすることと、デジタルに対するペアレンタルコントロール」というテーマがちゃんとあったのに、続編はとにかく散漫な出来だったのが批評家の評価が下がった原因だと思います。

entanglement26.hateblo.jp

 ここまで結構ひどく批判ばかりしましたが、最終決戦でミーガンとアメリアがカンフー使うシーンは素直にアガります。もっとカンフーしてくれたら個人的には評価は高かったですね。