ちりあくたのつぶやき

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ザ・ボーイズ ファイナルシーズン 第1・2話感想(ネタバレ)|Aトレインがようやくヒーローになった瞬間と現実の全体主義

 ※この記事はネタバレありです!

 

 4/8から配信が開始されたファイナルシーズン。今のところ配信されているのはエピソードは2まで。ファイナルなので、風呂敷を包みに来ている感があります。

The Boys Season 4, Episode 7 Kicks Off the Season's Explosive Endgame

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 現実の醜悪な部分を戯画化し、誇張した本作。2019年からファーストシーズンが始まり、今年にこのファイナルシーズンが始まりましたが、ご存じの様に現実世界そのものがまるで何かの悪夢を見ているかのような状況になってしまいました。

 

 起きていることそれ自体は歴史の繰り返し(トートロジー)で、第二次世界大戦後80年も続いてしまった平和という「異常な状態」によって「認知が歪んでしまった」我々には異常に見えるだけではある。実はこの現状こそが世界のデフォルトで、ドナルド・トランプや高市早苗の出現によってそれが暴露されただけ。もちろん当の本人たちはそんなことを自覚的にやっている訳では無いのですが…

 

 このファイナルシーズンは、どちらかというと現実をなぞっている感があり、アメリカが全体主義的な国家になってしまっているのも、ファーストシーズンでホームランダーが行った凶行が暴かれても、フェイク動画であるとされ本人に大したダメージを与えていないのも現実の写し絵。

 

 これが、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の「バトルランナー(古ッ!)」であれば違ったのでしょうけど。

 この2つのエピソードでいいシーンはAトレインが本当にようやく最後でヒーローになったところでしょう。前のシーズンで人を助け、それによって満たされることを知るんだけど、それまでに彼はあまりにも人として劣化した振る舞いを続け、その両手は血でベッタリ汚れている。

 

 でも、本当に最後にホームランダーに向かって「お前は力が強いだけで中身はからっぽだ!」としっかりと目を見てホームランダーを罵りながら殺される。まさか彼に痺れる日が来ようとは!

 

 このシーン、「ジョジョの奇妙な冒険第4部ダイヤモンドは砕けない」で、広瀬康一が今にも死にそうなのにまったく臆することなく殺人鬼である吉良吉影に対峙したシーンが重なりましたね。

 

 正直、現実のえげつなさによって作品のパワーは減衰していると言わざるを得ませんが、最後まで見届けます。